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Sir, Barry Sheen

バリー・シーン・MBE &スズキRGB500('78)

76、77年の世界チャンピオンにして、モーターサイクルレーサーで唯一
英国王室から勲章を与えられた稀代の名レーサー。
ヘルメットのドナルドダックがトレードマーク。
2003年3月10日、52歳でガンのため他界。

若くしてその才能をスズキワークスに見い出され、2年連続でチャンピオンを獲得。
その後、アメリカからやって来た
“キング”ケニー・ロバーツ(ヤマハ)にタイトルを奪われると、
'80年に勝てるマシンを得るためにライバルであるヤマハワークスに移籍。
しかし、チーム内で常にケニーが優先されることに幻滅し、古巣のスズキに戻るも、
すでにマルコ・ルッキネリやフランコ・ウンチーニがエースの座に座っていた。
再起不能といわれた2度のハイスピードクラッシュを乗り越え、
身体にボルトを入れたまま走るバリーは
'82年からプライベーターとして戦闘力の低い市販レーサーで必死にワークスを追い掛け、84年に引退。

ワタシがWGPに興味を持ち出したキャリア晩年の頃はすでにピークを過ぎており、
トップグループを走ることもあまり無かったが、
雑誌のインタビューで見る写真の彼はいつも人慣つこい爽やかな笑顔を浮かべていて、
苦虫を噛み潰したような顔の多いケニーやフレディーとは対照的でした。
派手好きで、カッコつけ野郎で、タバコを愛し、レースを愛し、ファンを愛したジョンブルは
たとえ勝てなくとも世界中のレースファンから愛されました。
引退後はオーストラリアに住み、F1やWGPでTVのインタビュアーや、
スポーツコメンテーターとして活躍していたそうです。
去年のF1・オーストラリアラウンドでも元気そうにパドックでインタビューしていたりしてたのに・・・・・

ケビン・シュワンツのNo.34と共に、彼のゼッケンNo.7はWGPの永久欠番になっています

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